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中等部各学年、「人権教育行事」を行いました。

2013.10.24

  • 中等部

 本日の5、6時間目は、各学年のテーマに添った 「人権教育行事」 を行いました。今日の人権教育行事を通じて、クラスや学校全体で人権問題を真剣に考える良い機会になったと思います。日頃から良い人間関係をしっかりと築けるように、相手の気持ちを考えた会話や行動ができるようになって欲しいと思います。

 

< 各学年のテーマ > 

 ☆ 1年生 いじめ問題について 

 ☆ 2年生 障がい者問題について

 ☆ 3年生 ネット社会と人権について

 

< 1年生  「いじめについて : みんなで考えよう」 >

 1年生は、同志社大学心理学部教授(同志社大学心理臨床センター副センター長、宇治児童相談所長)の早樫一男先生をお招きし、「いじめ」が実際に起こった場合の対処の仕方を体験的に学習し、いじめから自己を守り、ひいてはいじめのないクラス、学年の実現を目指せるよう、お話をしていただきました。「いじめが起きた場合、ひとごと(自分のことではない)と思わずに、自分のこととして 

考えることが大切です。」というまとめをしていただきました。とてもわかりやすく、大切なお話しでした。

 

☆「いじめ」をなくすためのキーワード☆

①人や物は、見る視点によって見え方が違い、その違いを理解することが大切。

②他者を理解をするとは ⇒ 英語でUNDERSTAND ⇒ 相手より一段降りて話を聞く。

③相手の気持ちは見えない。 ⇒ 想像する力、共感できる力が必要。

④あそびかのいじめの判断は、被害者の受けた気持ちが重視される。

⑤たとえ遊びであっても、上下関係(力関係)が加わるといじめにつながる。

⑥「いじめ」が起きた時の自分の立ち位置を理解することと、とるべき行動。

 (いじめの進行と4層構造) 

 

 

 

 

 

< 2年生  「車いすダンス」 >   

 2年生は、奈佐誠司さんに来校していただき、「ダンスで心のバリアフリーを」というテーマで講演と車椅子ダンスを見せていただきました。障がい者問題について、設備面の事だけでなく、障がいに対する偏見や先入観といった心の壁(バリア)が存在することをご自身の実体験をもとに話をされ、それぞれが心の壁をとり除くこと(心のバリアフリー)が大切であると熱く語っていただきました。また、“思いやりを持って、考えて行動すること。”そのことを当たり前にできる人になってもらいたい。そして、夢をもち前向きに生きてもらいたい。とメッセージをいただきました。さらに、ダンスショーや車いすダンス体験で生徒たちも車いすの操作の難しさやダンスの楽しさを感じることができました。また、日頃より奈佐誠司さんと一緒にダンスのレッスンに励んでいる、2年A組の前田晴美さん(ミュージカル、アニーに出演した)にも特別共演をしてもらい、大変盛り上がりました。

 

 

 

  

 

 

 

< 3年生  「ネット社会と人権」 > 

  3年生は「ネット社会と人権」というテーマでNTTドコモさんの協力を得て、各クラスごとに講演をしていただきました。より身近にネット社会の現状を把握されている方々よりお話をいただくことによって、普段知り得ないインターネットの仕組みや問題点、注意すべき点などを学ぶことができました。また、書き込みなどによって他人を傷つけたり、人権侵害をしないように心がけようという気持ちをもってくれたのではないかと思います。スマートフォンなど、情報をより簡単に手に入れることができるようになった一方で、より一層の注意が必要ですね!

 

 

 

 

 

☆ 本校の人権教育行事にご協力いただきました皆様方、本当にありがとう

  ございました。

 

 

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