【中等部】「枚方市地域発展プロジェクト」 博報賞受賞!
2023.10.11
- 中等部
中等部では、2020年度より総合的な学習の時間を活用して、枚方市地域発展プロジェクト『10年後、戻りたくなる枚方のまち』に取り組んできました。枚方市に関するデータ分析から枚方市の魅力や課題を把握し,研修旅行で他の地域に出向いた際,枚方市とのまちづくりを比較し,SDGsの視点から枚方市をより良いまちにする「仮説」を立て、実現できるかどうかを本校生徒と枚方地域の方々と一緒になって考えていくプロジェクトです。
このたび、公益財団法人博報堂教育財団(後援:文部科学省)主催の子どもたちの学習場面・生活場面において「教育実践の活性化」を果たしているすぐれた活動を顕彰している「博報賞」に本校が取り組んでいる「枚方市地域発展プロジェクト」をエントリーしたところ、10月11日(水)に「第54回博報賞」受賞の大変嬉しいお知らせがまいりました。第54 回「博報賞」贈呈式・記念祝賀会は、11月10日(金)に東京で行われます。
◆ 公益財団法人博報堂教育財団 ホームページより、「博報賞 最新の受賞ページ」 をご覧ください。
TEAM
▼プロジェクト活動の様子
「戻りたくなる枚方のまち」を考えることは、”まちの将来がどうあるべきか”という課題に対しての生徒の願いや想いをメッセージとして捉えることができると思います。生徒からは「CO2排出量を減らす」「ゴミ分別とリサイクルの充実」「暑い枚方に終止符を」といったSDGs観点での環境への思いを表すテーマが目を引く一方、最も多かったのは「人々の繋がりを生かす」「街の歴史を残したい」「若者も老人も、全世代の住みやすさとは」といった次世代へまちづくりをどう繋げていきたいかを表すものでした。少子高齢化の昨今、これらのテーマに彼らの願いが反映されていると感じています。若年世代人口の少なさと地域の活力減退の繋がりを「自分ごと」の危機と感じる生徒たちの想いが、ポスターや発表原稿作成を通して「見える化」され、人々に訴求する力を育てるきっかけとなったと感じています。
第1学年
▼ 未来探究ゼミナール 学年発表会:各都市の魅力や課題を統計等のデータから分析 各都市の観光大使になりきり発信
▼ 淡路島へSDGsフィールドワーク 循環型社会の必要性や仕組みを学ぶ
第2学年
▼ 研修旅行 SDGs実践地域:鹿児島県大崎町訪問 ゴミ処理施設見学,ゴミ分別体験
▼ 枚方市地域発展プロジェクト
枚方フィールドワーク 地域の企業・団体を訪れ,枚方市の課題や魅力をインタビュー調査
▼ 意見交換会・ポスター準備・発表リハーサル
▼ ポスターセッション発表会 「10年後,戻りたくなる枚方のまち」
▼ ビオルネ(枚方パートナーシップス株式会社)社長,京阪百貨店,まちづくり協議会,東海大学教授よりご講評,表彰式
▼ 表彰ポスターをビオルネに展示 地域へのSDGs啓発に貢献
*2020年度「広報ひらかた」に掲載されました。
第3学年
▼ SDGs実現プロジェクト
このプロジェクトのために、情報収集のインタビューの機会を設けていただいたり、ポスターセッション発表会の審査委員を務めていただいたり、また今後に向けてのご意見をいただきましたショッピングモール枚方ビオルネ様、京阪百貨店様、まちづくり協議会の皆様、歴史街道地区の皆様、東海大学教養学部教授岩本先生、このほかたくさんの皆様に多大なご協力いただきましたこと、お礼申し上げます。誠にありがとうございました。