Gyosei日記[高校]

高校3年 大学ゼミ研究の実証実験に協力しました

2024.09.24

  • 学校生活

 21日(土)、同志社大学政策学部ゼミ活動の一環として、本校3年9組の生徒を利用しての実証実験が行われました。このゼミは政策提言活動を展開しており、現在シティズンシップ教育のあり方について研究しています。特にZ世代に合ったシティズンシップ教育の手法として「LINEのオープンチャット機能を活用」してチャットを通じて生徒が活発に議論する場を形成し、「政治意識の向上を図るプログラムの開発」を行っています。その実証実験として、3年9組の生徒に協力をしてもらいました。大学生4名がファシリテーターとなり、スムーズに実験を進行してくれました。生徒たちも、匿名によるオープンチャットということで、「18歳選挙権についてどう思いますか?」とか「ネット投票に賛成?反対?なんで?」などたくさんのテーマについても様々な意見が出てきました。最後に、こういうやり方についてどう思いますか?と聞かれ、多くの生徒が「こういう方法もおもしろい」という意見でした。しかし、「やはり、意見は相手の顔を見て言うのがいいのでは」という意見もありました。また、「匿名による意見の表明は、誹謗中傷につながる恐れがあるので、あまり賛成ではなかったが、テーマによってはこういうやり方もアリだと思う」という意見もありました。

私は社会科の教員として、最近の「政治的無関心」の現象を憂いでいる一人です。国政選挙でさえ有権者の半分が選挙に行かないという国が果たして先進的で民主的な近代国家と言えるのだろうか。だから授業では「選挙権の大切さ」や「その行使の重要性」を説いています。しかし、アクションにまでは至っていない現実があり、そういう意味では今回の手法は私にとっても大変参考になりました。

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