全学年　後期人権行事を実施しました

　本日は高校全学年を対象に後期の人権教育行事が行われました。今回のテーマはSDGｓの16「平和と公正をすべての人に」で、シンガーソングライターの佐々木祐(ゆう)滋(じ)さんの話と歌を聴きました。佐々木祐(ゆう)滋(じ)さんは、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木貞子さんの甥にあたる方です。その貞子さんは２歳の時に広島で被爆し、それが原因で12歳の時に白血病で亡くなられました。祐(ゆう)滋(じ)さんは、大人になってから貞子さんの闘病の様子を聞いたり、周りの被爆者の方々から「音楽をしているあなただからこそメッセージを伝えるべきだ」というアドバイスを受けて2000年から本格的に活動を始め、全国の小中学校や各地の平和イベントに積極的に参加されています。本日の話も貞子さんの闘病ストーリーが中心で、命の大切さを伝えてくれました。 　来年2025年は、太平洋戦争の終戦から80年の年です。おそらく各地で様々なイベントが行われるでしょう。私は世界史を教えていますが、人類の歴史でいうと80年なんてあっという間です。今、たまたまこの日本で「戦争がない」だけであって、いつ起こるかなんてわかりません。一番こわいのは「無知」や「無関心」です。高校3年生で18歳になっている生徒たちには「必ずに選挙に行こう」「無関心が一番こわい」ということを伝えています。今日は改めてその思いを強くした日でした。