1年生、「人権LHR」を行いました。
2016.02.18
1年生は、5、6限を利用していじめをテーマとした「青い鳥」という映画を鑑賞しました。
「いじめ」によって自殺未遂の末転校した生徒、心に罪悪感を持ちながらも忘れようとするクラスメートや大人達、そして、「いじめ」を忘れようとうする者に「いじめ」とは、「責任」とはということを問いかける吃音の臨時教員。
中1の生徒たちにとっては少々重い内容であったにも関わらず、時間が経つにつれ、映画にどんどん引き込まれている様子が見られました。
鑑賞後には全員、ワークシートに取り組み、感想文を書きました。
どの生徒もワークシートいっぱいに自分の思いを綴ってくれていました。
その中で特に生徒の多くが感想文に書いていたのが、映画の中でのいじめの構造です。
映画では、いじめられている生徒が本当に苦しんでいることに誰も気づきませんでした。いや、気づかない振りをしていたのかもしれません。
吃音の先生の話し方を笑ってからかったり、「いじってあげている」という盾を掲げ、実は傷ついている生徒の言葉を受け止められない生徒達の状況が映画の中では見られました。
以下は本校生徒が書いた感想文の抜粋です。
・野口君が笑っていたのは、「笑わないと自分の真剣な思いを伝えることができない」ということ(性格)に気付いていれば、野口君は転校することは無かったと思います。
・いじめというものは、いじめている人だけが悪いのではなくて、いじめを見て見ぬふりをしている人も悪いということを改めて感じました。
・この映画を見て、いじめがどれほどひどいことなのかを実感したとともに、自分のすることに「責任」と色々な人の思いが関わってくることを知りました。
・いつも笑ってうれしそうにしていても、本当はどんな気持ちに思っているのかをしっかり考えて、行動していかないといけないと思いました。
皆さんの感想文から、今回の人権LHRがそれぞれの心に深く響いたことがうかがえました。今日抱いた気持ちを決して忘れないでくださいね。