Gyosei日記[中等部]

3年生、保健講話を行いました。

2021.03.05

 3年生では特別授業の時間を利用して「保健講話」を行いました。「保健講話」としては中等部最後となります。 講師の先生は大阪市淀川区にTREX(児童発達支援・放課後デイサービス)代表を務められており、これまで教育相談員やスクールカウンセラーとして活躍されている岡本峰淑先生に来校していただきました。(以前は東海大学でもカウンセラー、講師として勤務されていました。)

今回の保健講話は、2年生で学んだことを踏まえ、ワークを通じて望ましいコミュニケーションの築き方についてさらに理解を深めることを目的とした内容です。

<ワーク①  「自分の気持ちと相手の状況を考える、目を向けるワーク」>  (内容) ワークシートで提示された日常生活での出来事について、そのときの自分の気持ちと、相手の状況を分けて考える。(例:友達に送ったLINEが既読になってから返事がこない。)

<ワーク ②  「伝えるときに意識することについて知る」>  (内容)伝えることは「意思表示」であるが、伝えるときには、意思表示+理由があったほうがいい。しかし、それだけでは足りない時もあり、頼む時や断る時、謝るときは、意思表示+理由に加えて、「相手を思いやる言葉」が必要。

<ワーク ③ 「相手の気持ちを考えて伝える」>  (内容) ワークシートをもとに、トラブルが起きそうな内容のメールが届いた時の返信内容を三人一組で考える。

<講師の先生の「まとめ」の内容>  みなさんが友人とうまくコミュニケーションをとりながら学校生活を送ることは容易ではありません。対人関係を円滑に築くためのコミュニケーションとは、自分の気持ちを伝えることと相手の気持ちを聞くことの両方がバランス良く行われている必要があります。自分の気持ちを伝えてばかりでも、相手の気持ちを聞いてばかりでも成立しません。大切なことは「相手の気持ちを考えて伝える」ことです。4月から高校生としての生活が始まりますが、違いを受け入れ、お互いの存在を認め合い、新たな友人づくりに今日のお話を生かしてもらえればと思います。 というメッセージをいただきました。 岡本峰淑先生、本日は誠にありがとうございました。

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