Gyosei日記[中等部]

3年生、保健講話を行いました。

2019.03.04

 3年生では特別授業の時間を利用して「保健講話」を行いました。「保健講話」としては中等部最後となります。

講師の先生は大阪市淀川区にTREX(児童発達支援・放課後デイサービス)代表を務められており、これまで教育相談員やスクールカウンセラーとして活躍されている岡本峰淑先生に来校していただきました。(以前は東海大学でもカウンセラー、講師として勤務されていました。)

<ワーク①の様子 「聴き方が与える影響を考える」>

(内容)二人一組になり、話す側と聴く側に分かれてワークを行う。1回目は一生懸命話してくれている人を相手によそ見をしながら聴く、2回目は話している相手の顔を見て声を出してうなずきながら聴く。このワークで感じたことを話し合い、聴き方が人に与える影響について理解する。   

   <ワーク②の様子 「人の気持ちを考えた返信に挑戦する」>

(内容)友人からの遊びのお誘いメールに対して、相手の気持ちを害することなく断る返信を送信する。ミッションに沿って、文字による表現(LINEのやり取り)だけでコミュニケーションをとる場合、相手の気持ちを考えながら自分の気持ちをしっかり伝えるという難しさを理解する。何人かに答えを発表してもらい、言葉にはいろいろな捉え方があることを知る。

<ワーク③の様子 「相手の気持ちを考えて伝える」>

(内容)メール課題シートをもとに、トラブルが起きそうな内容のメールに対する返事を3人で考える。感じたことを話し合い、相手の気持ちを考えて伝えることの大切さについて学ぶ。

<講師の先生の「まとめ」の内容> 

 みなさんが友人とうまくコミュニケーションをとりながら学校生活を送ることは容易ではありません。対人関係を円滑に築くためのコミュニケーションとは、自分の気持ちを伝えることと相手の気持ちを聞くことの両方がバランス良く行われている必要があります。自分の気持ちを伝えてばかりでも、相手の気持ちを聞いてばかりでも成立しません。大切なことは「相手の気持ちを考えて伝える」ことです。4月から高校生としての生活が始まりますが、違いを受け入れ、お互いの存在を認め合い、新たな友人づくりに今日のお話を生かしてもらえればと思います。 というメッセージをいただきました。

岡本峰淑先生、本日は誠にありがとうございました。

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