Gyosei日記[中等部]

3年生、保健講話を行いました。

2018.03.05

 3年生では特別授業の時間を利用して「保健講話」を行いました。講師の先生は大阪市淀川区にTREX(児童発達支援・放課後デイサービス)代表を務められており、これまでは教育相談員やスクールカウンセラーとして活躍された岡本峰淑先生に来校していただきました。(以前は東海大学でもカウンセラー、講師として勤務されていました。)

 2年生の時の保健講話では「仲間と絆をつくろう ~ コミュニケーションについて ~」というテーマで、話を聞く姿勢やお互いの距離間などのコミュニケーションを上手に行うための基本的な内容を学びました。そして、今回はさらに対人関係を円滑に築くために、「相手の気持ちを考えたコミュニケーションのとり方」というテーマでペアワークを中心に、一定のルールに従ってグループ・エンカウンター(心の交流・自分や相手を大切にした話し合い)を行いました。今日は活発に意見交換をしているグループワークの様子をお伝えします。 

 

<ワーク①の様子 「言葉には色々な意味があることを理解する」>

(内容)文字による表現(LINEのやり取り)だけで、相手がどのような気持ちなのかを考える。何人かに答えを発表してもらい、言葉にはいろいろな捉え方があることを知る。

 

<ワーク②の様子 「聴き方が与える影響を考える」>

(内容)二人一組になり、話す側と聴く側に分かれてワークを行う。1回目はよそ見をしながら聴く、2回目は相手の顔に目を向けて声を出してうなずきながら聴く。ワークで感じたことを話し合い、聴き方が与える影響について理解する。

 

<ワーク③の様子 「相手の気持ちを考えて伝える」>

(内容)メール課題シートをもとに、トラブルが起きそうな内容のメールに対する返事を3人で考える。感じたことを話し合い、相手の気持ちを考えて伝えることの大切さについて学ぶ。

 

 

<講師の先生の「まとめ」の内容> 

 みなさんが友人とうまくコミュニケーションをとりながら学校生活を送ることは容易ではありません。対人関係を円滑に築くためのコミュニケーションとは、自分の気持ちを伝えることと相手の気持ちを聞くことの両方がバランス良く行われている必要があります。自分の気持ちを伝えてばかりでも、相手の気持ちを聞いてばかりでも成立しません。大切なことは「相手の気持ちを考えて伝える」ことです。4月から高校生としての生活が始まりますが、違いを受け入れ、お互いの存在を認め合い、新たな友人づくりに今日のお話を生かしてもらえればと思います。 ・・・というまとめをしていただきました。

岡本峰淑先生、本日は誠にありがとうございました。

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