2年生、保健講話を行いました。
2018.03.12
2年生を対象とした「保健講話」がメディアセンターで行われました。今回、講師として東海大学よりお招きした有沢孝治先生は東海大学心理・社会学科に所属され、「カウンセリング心理学」「社会心理学」「グループアプローチ」などを専門分野として研究されています。今日は、「楽しく学校生活を送るために ~ 仲間と絆をつくろう ~」というテーマで、これからの人生により必要とされる内容(上手なコミュニケーションのとり方)のお話をしていただきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。生徒たちはとても興味くて面白いお話に、あっという間の時間だったようです。
<保健講話の様子>
① コミュニケーションには、「言葉」によるものの他に、言葉以外の表現(声のトーン、表情、視線、しぐさ、対人距離など)があり、言葉以外の表現こそがコミュニケーションを図る上で重要であるという説明がありました。
② コミュニケ-ションをとるときには、まずは相手の話を「聴く」という姿勢が重要であり、 国や地域の文化によって多少の差はあるものの、二人の距離が 80cm くらいだと良いコミュニケーションがとりやすいとの説明でした。
③ 物事の受け止め方は人それぞれであり、一人ひとり独自の考え方や感じ方を持っているため、相手と自分の違いを認め、相手を理解することの大切さを教えていただきました。(みんなに同じ状況の説明をしても、感じ方がそれぞれ違うことを実験を通して理解できました。)
最後に有沢先生より、「自分と他者との違いを感じたとき、マイナス感情や思考を生むことがある。しかし、違うからこそ楽しいことがあったり、新しい発見があったりする。違いがあっても当たり前だと思い、それを乗り越えていくことが大切です。」というまとめのお話をしていただきました。
ポイントとしては、以下のとおりです。(型と心が合わさって人間関係が深まる。)
① 自分のことも相手も認め合って話し合うことを心がけましょう。
② 自分の勝手な思い込みで相手を見ないようにしましょう。
③ マルチチャンネル(五感)を使って関係をつくりましょう。
④ ことばと同じように非言語も大切にしましょう。
⑤ お互いリラックスできる雰囲気をつくりましょう。
みなさん、今日有沢先生に教えていただいたことを参考にして、よりよい人間関係を築き充実した学校生活をおくってくださいね!
有沢先生、本日は本当にありがとうございました。