1年生「ふくしまの今を語る人」講演会に参加しました。
2025.01.16
福島県は日本の都道府県で3番目に大きな面積を持ち、さくらんぼ・桃・梨・ぶどうなど「フルーツ王国」として知られているほか、水産物や観光地として有名な県です。2011年に起きた東日本大震災の影響による、食と放射能に関して、県内外の消費者が不正確な情報や思い込みに惑わされることなく、自らの判断で食品の選択ができるよう、県内の農林水産業関係者等の取組紹介や生産者との交流の機会などを設けています。本校にも福島県で果樹園を経営されている「よつ葉のクローバー FARMERS GARDEN 」代表の樅山智美様にお越しいただき、「ふくしまの今」を語っていただきました。
「2011年の東日本大震災による風評被害は農業や水産業にとって予想以上に大きな影響を受けました。しかし、そこで諦めるのではなく、①新鮮な品物を届ける ②生産者を見てもらう ③お客様の声を聴く、生産者の話を聴いてもらう ④お客様と直につながる ⑤継続して努力する ⑥自分に今ある資源を活かす など、福島の未来を思い描き、そのために今できることに集中してがんばってきました。その結果、新しいことにチャレンジできたり、新商品を開発できるなど、福島の農業を幸せに創造していく未来への取り組みができるようになってきました。みなさんには、日頃から地震などの防災対策は十分に準備してほしいと思いますし、たとえ困難な状況に遭遇した場合でも、簡単に諦めず、チャレンジし続けていってほしいと思います。福島は現在も素敵な観光地・温泉・おいしい食べ物がたくさんありますので、お待ちしています。」とのお話をしていただきました。
福島県の概要、震災とその後、新たな取り組み等について現地のお話を聞くことができ、大変勉強になりました。また、福島県産の農産物や加工品をお土産としていただきました。遠方よりお越しいただきました樅山智美様、本日は誠にありがとうございました。