Gyosei日記[中等部]

1年生、人権LHRを行いました。

2015.02.19

 1年生は、5、6限を利用していじめをテーマとした「青い鳥」という映画を鑑賞しました。

「いじめ」によって自殺未遂の末転校した生徒、心に罪悪感を持ちながらも忘れようとするクラスメートや大人達、そして、「いじめ」を忘れようとうする者に「いじめ」とは、「責任」とはということを問いかける吃音の臨時教員。

 中1の生徒たちにとっては少々重い内容であったにも関わらず、時間が経つにつれ、映画にどんどん引き込まれている様子がどのクラスでも見られました。

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クラスによっては 映画鑑賞後に、ワークシートで内容をまとめたり、感想文を書いたりしました。

どの生徒もワークシートいっぱいに自分の思いを綴ってくれていました。

 

その中で特に生徒の多くが感想文に書いていたのが、映画の中でのいじめの構造です。

映画では、いじめられている生徒が本当に苦しんでいることに誰も気づきませんでした。いや、気づかない振りをしていたのかもしれません。

吃音の先生の話し方を笑ってからかったり、「いじってあげている」という盾を掲げ、実は傷ついている生徒の言葉を受け止められない生徒達の状況が映画の中では見られました。

以下は本校生徒が書いた感想文の抜粋です。

◇自分は相手をいじめているつもりや嫌がらせをしたりしているつもりはなくても、相手はそれを辛く感じている事もあるので気をつけなければならないと思いました。(相手が笑顔でいたとしてもその人の気持ちをちゃんと考えて、自分がされたらどう思うかなども考えていかなければならないと思った。)

◇いじめが起きている状況に気付いていたのに気付いていないふりをしていたり、村内先生が言っていた「人を踏みにじって苦しめようと思ったり、苦しめていることに気付かず、苦しくて叫んでいる声を聞こうとしないことがいじめなんだ」というところから、人を思いやる気持ちと分かってあげる気持ちが必要だと思いました。

◇いじめというものは、いじめていた人やクラス、学校の人たちは忘れることができても、いじめられた人にとっては「一生忘れられないこと」だということがわかりました。

 

皆さんの感想文から、今回の人権LHRがそれぞれの心に深く響いたことがうかがえました。今日抱いた気持ちを決して忘れないでくださいね。

 

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