Gyosei日記[中等部]

各学年、人権教育行事を行いました。

2021.11.04

 本日の5、6時間目は、各学年のテーマに添った 「人権教育行事」 を行いました。今日の人権教育行事を通じて、クラスや学校全体で人権問題を真剣に考える良い機会になったと思います。日頃から良い人間関係をしっかりと築けるように、相手の気持ちを考えた会話や行動ができるようになって欲しいと思います。

< 1年生 映画「青い鳥」 >

 1年生は、5、6限を利用していじめをテーマとした「青い鳥」という映画を鑑賞しました。 「いじめ」によって自殺未遂の末転校した生徒、心に罪悪感を持ちながらも忘れようとするクラスメートや大人達、そして、「いじめ」を忘れようとうする者に「いじめ」とは、「責任」とはということを問いかける吃音の臨時教員。 中1の生徒たちにとっては少々重い内容であったにも関わらず、時間が経つにつれ、映画にどんどん引き込まれている様子が見られました。

< 2年生 「車椅子バスケットボール」 >

 今日の授業を通じて、「障がいを持っているからできない」ではなく、「どうしたらできるか」をみんなで考えていくことが大切であると思いました。車椅子バスケットボール実際にやってみると、障がいを持っているいる人と持っていない人に差はなく、同じ条件で試合ができることがわかり、同じ楽しさや激しさを共有できることを体験できました。また、それぞれ車椅子ならではの戦術やテクニックに注目すると競技観戦がもっと楽しくなることもわかりました。そのため、様々な人に広く楽しまれて、競技としても行われていることも説明していただきました。また、車椅子についての説明もあり、一般的な車椅子は、背もたれが高くて寄りかかりやすく、ひじ置きや介助者が押すためのグリップが取り付けられているなど、普段の生活がしやすいように作られているとのお話がありました。今日使用した競技用の椅子は、競技特性に合わせて進化し、急発進や細かいターンなどの動きをサポートしています。選手のみなさんが使用した車椅子は、身体の大きさに合わせて作られたオーダーメイドで、フレームやシートの幅、高さなどを細かく調整し、自分の身体の一部として使いこなせるようになっていました。 生徒たちも実際に車椅子バスケットを体験しました。とても楽しかったと好評でした。 (NPO法人パラキャン様、本日はありがとうございました。)

*講師をしていただいた、北間優衣さん(きたま ゆい)さんは2020パラリンピックに日本代表選手として参加しています。)

< 3年生 映画「カランコエの花」>

 3年生は、LGBTが抱える問題を、当事者ではなく周囲の人々の目線から描き、2017年・第26回レインボー・リール東京コンペティションでグランプリを受賞した短編作品を鑑賞しました。とある高校の2年生のクラスで、ある日唐突に「LGBTについて」の授業が行われたことをきっかけに、クラス内にLGBT当事者がいるのではないかという噂が広まっていく様子を描いた作品です。上映後、生徒たちは自分なりの考えや思いを感想文にまとめました。

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