各学年、「人権教育行事」を行いました。
2016.10.27
本日の5、6時間目は、各学年のテーマに添った 「人権教育行事」 を行いました。今日の人権教育行事を通じて、クラスや学校全体で人権問題を真剣に考える良い機会になったと思います。日頃から良い人間関係をしっかりと築けるように、相手の気持ちを考えた会話や行動ができるようになって欲しいと思います。
< 各学年のテーマ >
☆ 1年生 いじめ問題について
☆ 2年生 障がい者問題について
☆ 3年生 ネット社会と人権について
< 1年生 映画「青い鳥」 >
1年生は、5、6限を利用していじめをテーマとした「青い鳥」という映画を鑑賞しました。
「いじめ」によって自殺未遂の末転校した生徒、心に罪悪感を持ちながらも忘れようとするクラスメートや大人達、そして、「いじめ」を忘れようとうする者に「いじめ」とは、「責任」とはということを問いかける吃音の臨時教員。
中1の生徒たちにとっては少々重い内容であったにも関わらず、時間が経つにつれ、映画にどんどん引き込まれている様子が見られました。
鑑賞後には全員、ワークシートに取り組み、感想文を書きました。
どの生徒もワークシートいっぱいに自分の思いを綴ってくれていました。
その中で特に生徒の多くが感想文に書いていたのが、映画の中でのいじめの構造です。
映画では、いじめられている生徒が本当に苦しんでいることに誰も気づきませんでした。いや、気づかない振りをしていたのかもしれません。
吃音の先生の話し方を笑ってからかったり、「いじってあげている」という盾を掲げ、実は傷ついている生徒の言葉を受け止められない生徒達の状況が映画の中では見られました。
< 2年生 「車いすダンス」 >
2年生は、奈佐誠司さんに来校していただき、「ダンスで心のバリアフリーを」というテーマで講演と車椅子ダンスを見せていただきました。障がい者問題について、設備面の事だけでなく、障がいに対する偏見や先入観といった心の壁(バリア)が存在することをご自身の実体験をもとに話をされ、それぞれが心の壁をとり除くこと(心のバリアフリー)が大切であると熱く語っていただきました。また、“思いやりを持って、考えて行動すること。”そのことを当たり前にできる人になってもらいたい。そして、夢をもち前向きに生きてもらいたい。とメッセージをいただきました。さらに、ダンスショーや車いすダンス体験で生徒たちも車いすの操作の難しさやダンスの楽しさを感じることもできました。
講演後には全員、ワークシートに取り組み、感想文を書きました。
< 3年生 「ネット社会と人権」 >
3年生は「ネット社会と人権」というテーマでNTTドコモさんの協力を得て、各クラスごとに講演をしていただきました。より身近にネット社会の現状を把握されている方々よりお話をいただくことによって、普段知り得ないインターネットの仕組みや問題点、注意すべき点などを学ぶことができました。また、書き込みなどによって他人を傷つけたり、人権侵害をしないように心がけようという気持ちをもってくれたのではないかと思います。スマートフォンなど、情報をより簡単に手に入れることができるようになった一方で、より一層の注意が必要ですね!(最後に感想文を作成しました。)
☆ 本校の人権教育行事にご協力いただきました皆様方、本当にありがとうございました。