Gyosei日記[中等部]

劇「ヘレン・ケラー」を観賞しました。

2019.11.11

本日、5・6時間目に東京演劇集団 「風」による、「ヘレン・ケラー」を全学年で観賞しました。

 20世紀を生きたヘレンとアニーの実話をもとに、東京演劇集団 「風」と、作者 松兼功の協働により誕生させた物語は、人間と人間がぶつかり合う心の問題、愛情と理解の課題として、現代を生きる私たちが見つめ直す問題を提示し、“飽くなき人間への好奇心と愛情の交換の物語”として、現代に蘇らせた作品です。劇では、教師アニーが小さい頃から弱視であったため(手術をして当時はすでに視力があった)、自分の経験を活かしてヘレンに「指文字」を教えました。大変な苦労がありましたが、おかげでヘレンはあきらめかけていた「話すこと」ができるようになりました。そして将来、世界各地を歴訪し、障害者の教育・福祉の発展に尽くしたことはご存知のとおりです。

 ヘレン・ケラーは目も見えないし、耳も聞こえないし、言葉も話せません。3つの障害を持っていたら何もできないと思っていましたが、指で伝えることができるとわかりました。この劇を観て、支える人の大切さ、人と人との出会いやつながりはかけがえのないものだと感じました。

東京演劇集団 「風」 の皆様、本日は素晴らしい講演をしていただき、本当にありがとうございました。

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