Gyosei日記[中等部]

全学年 「人権教育行事」を行いました。

2022.11.10

 今日は午後から全学年において、「人権教育行事」を行いました。今日の人権教育行事は、クラスや学校全体で人権問題を真剣に考える良い機会になったと思います。日頃から良い人間関係をしっかりと築けるように、相手の気持ちを考えた会話や行動ができるようになってほしいと思います。

▼ 学年別のテーマは以下のとおりです。
1年:いじめについて  2年:障碍者についての理解  3年:LGBTQ について

▼1年生 映画「中学生日記」を上映(各教室にて実施)

 中学生が抱えるさまざまな問題をドラマ化し、公募による一般中学生が演じた名古屋放送局制作の学園ドラマを視聴しました。リアルな中学生の日常をベースに実際に教育現場で起きている問題をタイムリーに描いた内容で、みんなの身近な問題として真剣なまなざしで見ていました。

▼2年生 NPO法人パラキャンによる車椅子バスケットを体験(体育館アリーナで実施)

 NPO 法人パラキャンは、障がい者スポーツをモチーフにした教育・体験プログラムを企画運営している団体で、学校や自治体等で、障がい者アスリートを講師として活躍されています。障がい者スポーツの実演や生徒たちのトライアル、レクチャー等を通じて、楽しく学ぶ参加型の授業を行ったいただきました。

 「障害を持ってるからできない」ではなく、「どうしたらできるか」をみんなで考えていくことが大切で、車椅子バスケットも普通のバスケットボールと同じようなスピード感と迫力を持った競技であることがわかりました。また、車椅子バスケットは、車椅子ならではの戦術やテクニックに注目すると競技観戦がもっと楽しくなることもわかりました。そのため、障害のない健常者でも車椅子バスケットが広く楽しまれていたり、競技としても行われていることも説明していただきました。(NPO法人パラキャン様、本日はありがとうございました。)

▼3年生 映画「カランコエの花」を上映(講堂実施)

 LGBT が抱える問題を、当事者ではなく周囲の人々の目線から描き、2017 年・第 26 回レインボー・リール東京コンペティションでグランプリを受賞した短編作品を視聴しました。とある高校2年生のクラスで、ある日唐突に「LGBT について」の授業が行われたことをきっかけに、クラス内に LGBT 当事者がいるのではないかという噂が広まっていく様子を描いた作品でした。私たちの日常の生活の中には、多様な性に関して否定的な言葉や男女はこうあるべきというジェンダーバイアス(規範)などが溢れているなかで、今日の映画を見て、性の多様性を理解・尊重していく人権意識を持ってもらいたいと思います。

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