中3 「保健講話」を行いました。
2016.08.25
3年生では特別授業の時間を利用して「保健講話」を行いました。講師の先生は西淀川区役所相談員(臨床心理士)として活躍されており、以前は、豊中市教育相談員やスクールカウンセラーとして活躍されている岡本峰淑先生に来校していただきました。(東海大学でもカウンセラー、講師として勤務されていました。)
今日のテーマは、「相手の気持ちを考えたコミュニケーションのとり方」についてです。生徒たちにとって、日々の学校生活で安定した対人関係を維持させ続けさせることは大きな課題となっています。特に、相手の気持ちに配慮してコミュニケーションをとることは、どの生徒にとっても難しいはずです。講話では、言葉には色々な意味があること、望ましい話の聴き方および相手の気持ちに配慮したコミュニケーションのとり方について学びました。
<ワーク①の様子 個人ワーク:「顔が見えない気持ち」>
ワークシートのいくつかの表現にどんな気持ちが隠れているかを考え、何人かの生徒に発表してもらう。
(ねらい)それぞれ人によって、言葉には色々な捉え方があることを知ってもらう。
<ワーク②の様子 「聴き方の違い」>
ペアになって話す側と聴く側に分かれてワークを行いました。
(ねらい) 聴き方が与える影響を知ること。
☆上手な話の聴き方を教えていただきました。
① 共感できる聴き方をする。(うなずく、復唱するなど)
②相手の話の状況を想像する。
③質問をする。
④相手はどんな気持ちかを想像する。
⑤相手の気持ちを確認する。(断定はしない。)
<ワーク②の様子 「相手の気持ちを考える」>(ミッションメール)
(ねらい) ミッションをクリアし、メールの返信内容を考える。(返信メール内容を発表してもらいました。)
※ミッションは、「相手の気を悪くさせない」「しっかり断る」「今後も友だち関係を続ける」など。
<講師の先生の「まとめ」の内容>
みなさんが友人とうまくコミュニケーションをとりながら学校生活を送ることは容易ではありません。対人関係を円滑に築くためのコミュニケーションとは、自分の気持ちを伝えることと相手の気持ちを聴くことの両方がバランス良く行われている必要があります。特に話だけだと形が見えないこともあり、気持ちまで聴き取ることはとても難しいです。それゆえに大切なことは「相手の気持ちを考えて伝える」ことです。・・・というまとめをしていただきました。
☆今日は特に相手の話の上手な聴き方を教えていただきました。
「聴く」という字のように、耳と十四の五感のような心をもってコミュニケーションをとることが大切だということがよくわかりました。
岡本峰淑先生、今日は本当にありがとうございました!