Gyosei日記[中等部]

中3保健 応急手当や心肺蘇生法を学びました。

2021.06.09

 3年生の保健の授業では、「応急手当」の基本事項について学んでいます。誰かが怪我をしたり、病気で苦しんでいたり、また倒れていたりした時、そばにいる人が「もう誰かが救急車を呼んだだろう」とか「自分はかかわりたくない」などと考えて、何もしなければ、その人の症状は悪化し、場合によっては命を落としてしまうかもしれません。しかし、応急手当の基本を学ぶことで、すぐに応急手当が行われれば、症状の悪化を防いだり、命にかかわるような重い症状の場合であれば、尊い命を救うことにもつながります。今日の授業を聞いて、自分がとる行動によって、人を助けることができることをわかったと思います。いざという時に、誰もが正しい判断と行動ができるように知識を身につけておきましょう!

▼ 先生が心配蘇生法の行い方を説明し、その後生徒にも体験してもらいました。

< 重症と思われる傷病者の発見から心肺蘇生法までのまとめ >

①安全の確認  ②反応の確認  ③大声で助けを求める ④通報(119番、AEDの手配)

⑤気道の確保・呼吸の有無を確認(10秒以内)  ⑥人工呼吸2回(できる状況なら行う。省略してもよい。)

⑦胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返す ⑧その後AEDが到着すれば電源を入れ、装着

⑨専門家が到着し、引き継ぐまで心肺蘇生法を必ず継続する

命にかかわる事態が起きてからの時間と死亡率の関係は、何もしないで放置すれば、心臓が止まってから3分で、呼吸が止まってから10分で、多量に出血してから30分で、死亡率が50%になるといわれています。素早く対処できるようになれば、人命を救うことができるかもしれません。

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