Gyosei日記[中等部]

中2 思春期教育講演会を行いました。

2015.08.28

2年生を対象とした「思春期教育講話」がメディアセンターで行われました。

今回、講師として東海大学よりお招きした有沢孝治先生は東海大学文学部心理・社会学科に所属され、「カウンセリング心理学」「社会心理学」「グループアプローチ」などを専門分野として研究されています。

今日は、「楽しく学校生活を送るために~仲間との絆をつくろう~」というテーマで、学校生活にとどまらずこれからの人生に必要とされる内容のお話をしていただきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。

生徒たちが楽しみながら理解を深められるお話が多く、生徒同士のペアワークや、自他認知ワークなどもみんな興味津津で取り組んでいました。

 

 <保健講話の様子>

①コミュニケーションには、「言葉」によるものの他に、言葉以外の表現(声のトーン、表情、視線、しぐさ、対人距離など)があり、言葉以外の表現こそがコミュニケーションを図る上で重要であるという説明がありました。

対人距離は実際に二人組を作って実験!35cmくらいからお互い近くなりすぎて照れてしまったり、笑ってしまったり。。

ある生徒に有沢先生がかなり近づいてこられたときはその生徒はもちろんのこと、全員が大笑いしてしまいました。

先生の話によると、国や地域の文化によって多少の差はあるものの、二人の距離が80~90cmくらいだと良いコミュニケーションがとりやすいとのことでした。

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②生徒たちに白紙が配られ、それに、先生が指示されるものを描いていきます。

結果、見事に一つとして同じものはありませんでした!生徒たちも仲間の絵がことごとく違うことにビックリ!

「『僕の絵が一番正しい!』という人は手を挙げてくれますか?」という先生の呼びかけに手を上げる生徒は誰もおらず、そんな生徒たちの様子をご覧になっていた先生は、「違いを互いに認め合う気持ちがみんなにはあります」とおっしゃってくださいました。

ワークを通して、物事の受け止め方は人それぞれで、一人ひとり独自の考え方や感じ方があるということを実感でき、他人と自分の違いを認めた上で相手を理解することの大切さを教えていただくことができました。 

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 最後に有沢先生より、お互いに近づきすぎると苦痛になり、離れすぎるとさびしくなるので、丁度いい距離を保つ事を覚えて、今まで以上に仲間を大切にするクラスにしてくださいとお話がありました。

 

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