Gyosei日記[中等部]

2年生、道徳の授業です。

2015.06.16

2年生の道徳の授業の様子です。

今日は、ロサンゼルスオリンピック(1984年)の女子マラソンに出場したガブリエラ・アンデルセン選手を扱った『人間であることの美しさ』という単元を学びました。

授業では、教科書、アンデルセン選手がゴールする手前からの実際の映像、ワークシートが利用されました。

実際のビデオ映像を見るときの生徒達の表情は真剣で、アンデルセン選手が倒れそうになるシーンでは時折痛々しそうな表情をする生徒もいました。

映像を見た感想としては、「どうしてあんな状態になってまで走ろうとしたんだろう?私だったらあきらめた気がする。」「ゴールするぞって気持ちだけで走っている姿に驚く。」「最後まで絶対あきらめないという姿勢に感動した。」など2年生らしい素直な感想が書かれていました。

彼女が最後までふらふらになりながらもゴールまで必死でたどり着こうとする姿にはもちろん賛否はありますが、この姿を見て率直にみんなが引き込まれたのはなぜだろうかという観点から話は進められました。

生徒達が書いたワークシートを見てみると、「観客はみんな必死で頑張る姿に感動したのだと思う」「彼女の精神力の強さがすごかったからだと思う。」「ゴールするという意志の強さを感じたからだと思う。」などの意見が出ました。

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一人の人間がゴールをするという強い意志だけで意識朦朧の中をふらふらで歩く姿と、アンデルセン選手の「あのときはゴールするという気持ちだけで体をコントロールしていたと思う。何かを強く望めば達成できることがあるということを伝えたい。」というメッセージは生徒達にとって、とても衝撃的だったようです。

授業後の生徒達の感想を見てみると、この道徳の授業を通して、何事に対しても簡単にあきらめてしまわずに全力で取り組むことの大切さや、強い意志があれば不可能を可能にすることできるということを感じてくれたようです。

 

 

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