アクティブ・ラーニングで学ぶ東海大学のスピリット
高校現代文明論は、東海大学創設者 松前重義博士の建学の理念である「調和のとれた文明社会を構築しうる人材の育成」を目的とした教育実践で、自らに「人生如何に生きるべきか」と問いかけ、意義ある人生を送るため、正しいものの見方・考え方を確立し、人道主義・人格主義に基づいた思想を養うことを目的とした科目です。本校では高校1年で週に1回実施されています。
平成17年度・18年度・20年度 文部科学省「教育改革推進モデル事業」に3回採択されました。
取り組み
5月→6月 | 創造性の育成を目的とした「知的財産教育」及び「キャリア教育」 |
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7月→12月 | 大学の社会的使命を学習する「高校現代文明論研修の旅」 |
1月→2月 | 現代の諸問題を多角的な視点で学習する「キャリア教育」 |
「高校現代文明論」では、主体的なものの見方・考え方を養い、「現代に生きる人間としていま、何をすべきか」を自ら学び、そして、考え実行できる人間を育成する授業を展開します。特定の教科に偏らない横断的な教育を展開し、コミュニケーション能力、問題発見・解決能力等の「生きる力」を育成しています。
この授業では、以下の3つの内容を根幹としています。
1.『知的財産授業』
東海大学では幼稚園から大学院までの発達段階に応じた創造性教育の一環として、2004年度から全国にある付属校で『知的財産教育』を展開しています。本校での「この商品が社会を変えた!~知的財産の社会的影響を考える」というテーマで調べ学習・プレゼンテーションを行います。プレゼンテーションまでの過程で、主体性・コミュニケーション能力・チームワーク力を育成します。
2.『現代文明論研修の旅』を中心とした学習
本学建学の精神をより深く学び、かつ、現代社会が抱えている問題点を理解するために、11月中旬に1泊2日の旅程で『高校現代文明論研修の旅』を実施しています。この『高校現代文明論研修の旅』では、東海大学における研究室体験を通して、大学の社会的な役割を学習します。大学では講義・実習を通して幅広く社会に目を向け、高校時代に今自分が何をなすべきかを考えることのできる真の学力を育成します。
3.『キャリア教育』
様々なグループワークや適性検査を実施し、「自らの本質」を探求します。また、卒業生による講演会等を通して「仕事の実際」や「高校時代に身につけておくべきこと」等、社会に生きる者としての視野を広げる教育を実践しています。